夏休みが終了!
夏休みがあっという間に終了しました。
各カテゴリーの遠征の様子などは改めてレポートの方に随時上げていきますのでホームページを随時チェックしてください。
ただ、気長にまってくださいね(笑)。
この夏休み色々素晴らしい経験を選手と共にする事が出来ました。
その中でも私なりの一番大きな経験かな。
U-15リーグ戦最終節。
このリーグ戦最終節をもって中学3年生の公式戦は終了です。
まだまだトレーニングは続きますが。何となくの区切りです。
この試合は最後の公式戦という位置づけではなく、苦しい過去との戦いでもあります。
現在の中学3年生は5名。
この3年間の中で彼らなりに苦しい経験をしてきました。
話は昨年の夏にさかのぼります。色々あり中学生全体で8名まで落ち込みました。
中学生だけで公式戦に出場することが出来ない。練習試合もろくに組める状況でもない。
さすがの私も本当に存続するべきか悩みました。
この状況で何が出来るか、何をしてあげる事が出来るのか。
現在のキャプテンは幼稚園の年中から当クラブに在籍する選手です。
同級生がどんどん抜けていく中で、状況がどんどん悪くなっていく中で。
在籍している他の選手達も不安はぬぐえません。
私はキャプテンに聞きました「今後もどんな状況になるかわからない、もっと人数が少なくなるかも知れない。お前一人になってもやるか?」
彼は迷うことなく、躊躇無く「一人でもやります。」
悩んでいた私も彼の言葉で一気に吹っ切れました。
私よりも彼の意識と意欲が上回っていました。情けない気持ちになりました。
そこから状況が劇的に変わるわけではないですが私の意志がぶれることはありません。
一年前、彼と存続を決めた全8名の選手に感謝しています。
そこからの1年、そこからの最終節。
見事な勝利は程遠く、大敗です。
ただ、この背中を見ると感慨深い気持ちになります。
現状を受入れ次に進んでいく意思と意欲は今の私達にはあります。
彼らが全て納得し満足したとも思っていません。
してあげられなかった事の方が多いです。
でも、過去は変えられません。
彼らのためにも未来を変えていく事しかないです。
彼らが出身クラブである事に誇りと自信を持てるようなクラブに成長することが私の使命です。
現状を打開するには前を見て進んでいくしかないのです。
そんな当たり前の事を選手達から教えてもらいました。
あの時、諦めてたらこの写真もこの経験も無かったんですからね。